管理画面に「新着情報」や「店長ブログ」があるから、記事を追加できると思っていませんか。実際には、文章を投稿できても、検索向けの記事として育てにくいCMSがあります。
この記事では、現在の管理画面と公開サイトを使い、SEO記事を追加できるCMSかどうかを7項目・14点満点で確認します。専門用語が分からなくても、テスト記事を1本作れる環境があれば確認できます。
最初の確認で、制作会社や第三者へ管理画面のパスワードを送る必要はありません。公開URLと、必要な箇所だけを伏せた管理画面のスクリーンショットで十分です。
公開URLだけでも確認を始められます
7項目の不足が見つかった場合に、追加開発と移管の比較方法を確認できます。
先に結論:投稿欄があるだけでは判断できない
SEO記事を追加できるCMSには、最低でも次の状態が必要です。
- 記事ごとに独立したURLができる
- 見出しと本文を整理できる
- 告知とは別にカテゴリで残せる
- 関連する料金、女の子、出勤、エリア等へリンクできる
- 公開した記事がサイトマップと内部リンクへ反映される
- 後から追記・更新できる
すべてが管理画面に表示されている必要はありません。危険なSEO設定は自動処理でも構いません。重要なのは、公開した記事が公式サイトの一部として発見され、整理され、改善できることです。
採点方法
この7項目・14点は、SEOオタクが記事運用の可否を整理するために作成した独自の簡易診断です。
GoogleやCMSベンダーの公式指標ではなく、検索順位、売上、予約数を予測・保証するものでもありません。点数だけで移管を決めず、現在の制作会社へ追加対応の費用と納期も確認してください。
- 2点:問題なくできる
- 1点:制限はあるができる、または制作会社へ簡単に依頼できる
- 0点:できない、仕様が分からない、依頼しても対応できない
1. 新着情報とは別の記事を作れるか
確認すること
管理画面に「記事」「ブログ」「コラム」「お役立ち情報」「店長ブログ」等の投稿機能があるか探します。名称は何でも構いません。ただし、新人入店、イベント、営業時間変更等の告知とは別に扱えるかを見ます。
テスト方法
「初めて利用する方へ、予約前に確認してほしい3点」という仮タイトルで下書きを作ってください。下書き保存でき、公開前にプレビューできれば2点に近い状態です。
0点になりやすい例
- 新着情報しかない
- 女の子の日記からしか投稿できない
- 本文が数百文字に制限されている
- 画像バナーを登録するだけで本文を書けない
2. 記事ごとに独立したURLができるか
確認すること
テスト記事をプレビューまたは公開した時、記事だけを表示するURLができるか確認します。数字や日付のURLでも即NGではありません。重要なのは、記事ごとに固有URLがあり、後から同じURLで更新できることです。
0点になりやすい例
- トップページのお知らせ欄に本文が展開されるだけ
- 一覧画面内のポップアップで固有URLがない
- 公開のたびにURLが変わる
- 過去記事が一定期間で消える
3. 見出しを使って本文を整理できるか
確認すること
本文編集画面で、見出し2、見出し3、段落、箇条書き、画像等を設定できるか確認します。色や文字サイズだけを変える機能ではなく、見出しとして登録できることが理想です。
テスト構成
- 見出し2:予約前に確認すること
- 見出し3:料金
- 見出し3:出勤
- 見出し3:予約方法
この構成を作り、スマートフォンのプレビューで読みやすいか確認します。HTMLを直接書かなければ見出しが作れない、スマホで文字や画像が崩れる場合は0点に近い状態です。
4. 告知と恒久記事を分けて整理できるか
確認すること
記事を「初めての方へ」「料金・利用方法」「エリア・ホテル」「予約・FAQ」「求人」等のカテゴリへ整理できるか見ます。カテゴリ機能がなくても、制作会社が少数の分類を固定で用意できるなら1点です。
なぜ必要か
新着一覧だけに記事を入れると、公開直後は見えても、時間がたつほど古い告知の中へ埋もれます。検索向けの記事は、時系列だけでなくテーマ別にも到達できる状態にします。
4項目までで不足が見つかった方へ
移管を即決せず、現在の制作会社で追加できるかと、移管時の標準範囲を比較してください。
5. 料金・女の子・出勤・予約へリンクできるか
確認すること
本文の一部へリンクを設定できるか確認します。たとえば料金の記事なら、料金ページ、本日の出勤、女の子一覧、予約方法、対応エリアへの導線が必要です。
「詳しくはこちら」だけではなく、「本日の出勤を確認する」のようにリンク先が分かる文言を使えるか見ます。記事末尾に毎回同じ予約ボタンを自動表示できるか、関連記事を選べるかも確認します。
6. 公開した記事がサイト内から見つかるか
確認すること
記事を公開した後、トップページの新着記事、記事一覧、カテゴリページ、関連記事、メニュー、関連する固定ページのいずれかからリンクされるか確認します。URLを直接入力しなければ開けない状態では、サイト内で孤立します。
公開サイトだけで確認する方法
トップページからクリックし、3回以内でテスト記事へ到達できるか試します。店舗スタッフが見つけられない記事は、利用者にも見つけにくい可能性があります。
7. サイトマップ・SEO設定・更新を確認できるか
この項目は、店舗側の管理画面にすべて表示されていなくても構いません。制作会社へ次を質問します。
- 新しい記事はXMLサイトマップへ自動追加されますか
- 記事ごとのcanonicalは自動設定されますか
- titleとdescriptionは自動生成ですか、個別変更できますか
- 記事を更新した時、更新日を表示できますか
- Search Consoleは店舗側のGoogleアカウントで管理できますか
質問へ明確に答えられ、通常運用で問題がなければ2点です。「SEO対策済みです」だけで仕様を説明できない場合は1点以下にします。
採点結果
| 合計点 | 状態 | 次にすること |
|---|---|---|
| 11〜14点 | 記事運用に使える可能性が高い | CMS移管より先に、記事カテゴリと最初のテーマを設計する |
| 7〜10点 | 一部制限がある | 不足機能を制作会社へ追加できるか、費用と納期を確認する |
| 0〜6点 | 検索記事を増やしにくい | 現行デザインを残したCMS移管を比較する |
点数だけで即決しないでください。現在の制作会社が、必要なページを低価格・短納期で追加してくれるなら、移管せず継続する選択もあります。
管理画面へ入れない場合の公開サイト診断
管理画面が分からない場合でも、公開サイトから次を確認できます。
- 新着情報以外に「コラム」「ブログ」「お役立ち情報」があるか
- 記事ごとのURLがあるか
- カテゴリページがあるか
- 記事から料金・出勤・女の子へリンクされているか
- 過去の記事が検索・一覧から見つかるか
- XMLサイトマップまたはサイトマップ案内があるか
- 検索結果に複数の記事ページが出ているか
ただし、公開サイトだけでは、下書き、公開予約、データ移行、管理権限までは判断できません。
よくある勘違い
店長ブログがあるから問題ない
店長ブログが記事ごとのURL、カテゴリ、内部リンクを持ち、長期的に残るなら活用できます。一方、短い告知だけが時系列に流れる設計なら、検索記事とは分けたほうがよい場合があります。
外部ブログを書けばよい
外部ブログにも読者獲得の役割はあります。しかし、外部サービスへ記事を追加しても、公式サイト内のページ数や内部リンク構造は増えません。公式サイトで答えるべき内容は、公式サイト内へ置くことを基本にします。
記事数が多ければSEOに強くなる
記事を増やせることはスタート地点です。同じ内容を地域名だけ変えて増やしたり、AIで薄い記事を量産したりしても、利用者の疑問解消にはつながりません。風俗店ブログで書くべき記事・書かなくていい記事もあわせて確認してください。
WordPressへ変えれば解決する
WordPressは記事機能を持ちますが、カテゴリ、URL、プラグイン、保守を適切に設計する必要があります。CMS名ではなく、実際の運用と移管後の責任範囲を見ます。
移管前に制作会社へ聞く質問
- 記事投稿機能を追加できますか
- 追加費用と納期はいくらですか
- 記事ごとのURL、カテゴリ、関連記事を作れますか
- 既存URLを維持できますか
- 記事・画像・女の子データを書き出せますか
- ドメインは店舗名義ですか
- Search ConsoleとGA4は店舗アカウントへ移せますか
- 解約時のデータ引き渡し範囲はどこまでですか
この回答と移管費用を比較して判断します。
SEOオタクへ確認を依頼する時に必要なもの
- 店舗名
- 公式サイトURL
- 増やしたいページの例
管理画面のパスワードは送らないでください。
公開サイトを確認した後、追加で必要な場合だけ、個人情報やIDを隠した管理画面スクリーンショットをご案内します。
まとめ:記事が書けるかではなく、検索資産として残せるか
確認するのは文章入力欄の有無だけではありません。独立URL、見出し、カテゴリ、内部リンク、サイト内からの到達、サイトマップ、更新と計測の7項目が揃って初めて、公式サイトへ検索向けの記事を継続して追加しやすくなります。
6点以下だった場合は、全面リニューアルではなく、現行デザインを残したCMS移管も選択肢です。先にCMS選定で確認したい12項目と移管前後のチェックリストも確認してください。
7項目の結果をもとに次の選択肢を整理します
追加開発で足りるか、デザイン維持型の移管を比較するべきかをご確認ください。

